甲斐 _DSC0230


逆算のカウントダウンとは純粋に、
ある特定の期日を決めて、それに向かって指折り数える事。
逆算表示も含めての日にちのカウントダウンなのですが、
あと残すところ今年も僅か 1ヶ月となりました。
2011年から2012年に移り変わろうとしています。
数字や記号年号が移動しても何ら大きく変化する訳ではありませんが、
気持ちの中で流れて行くこの数字の流れに小さな歴史を感じます。
大昔にノストラダムスの大予言なんてのが巷では騒がれ流行しました。
1999年に何かが起きる!とか、またまた2000年カウントダウン問題も含めて、
西暦4桁管理のバグが簡単表示の2桁から発生するコンピューター問題。
時限爆弾の逆算デジタル表示が恐怖のトラウマとして、
TVや映画でリアルに刷り込まれていますから恐ろしさも尚更です。

このナビタイマー199はそんな時代に発売されました。

1999年に生産限定本数が僅か99本だけの
J142G99リミッドモデルとしての発売でした。
シンプルに観得ますが素材は18金無垢のホワイトゴールド製で白文字盤に黒目玉の、
通称ナビタイマーパンダモデルという愛称で呼ばれていました。
クロコダイルレザー仕様からあえてステンレススティールのSSブレスレットへ入れ替えです。

1999年にもしノストラダムスが言うように世の中で何かが起きるのなら、
この際ですから人生最後の特別記念ではありませんが、
試しに手に入れておこうと逆にそう思いました。
運が良ければその後も順調に生き残れるし、
駄目でも記念品とともに人生の最後を一緒に迎えられるあの覚悟でしょうか?
死ぬ日が決まっていると自然と諦めの延長線上でしょうか不思議と妙な覚悟が整います。

ノストラダムスの大予言は抽象的な解釈が個人の見解を超え、
やがては大きな都市伝説へと進化して行きましたが、
当時は信じる信じないは別にして微妙な気持ちでした。
いまでこそ笑いを交えた簡単な思い出話しにはなりましたが、
それはそれは深刻な不安を巻き起こすような嫌な予言として受け止めておりました。
今度は今度でマヤ文明の終焉が2012年の12月で、
全ての予言が終わりを向かえる!なんて微妙な時期に差し掛かりました。
次ぎから次ぎへとこの手の話題は事欠きませんが、
「誕生」この世に生まれた以上は物理的には全てのヒトは最終的な死に向かって、
寿命のカウントダウンを余儀なくされています。
歴史を遡ってみても、また今までにどのような偉業を成し遂げたヒトも、
だれも200年以上健康的に生き抜いた人類は1人もおりませんでした。

平均寿命は大昔に比べれば確かに伸びましたがそれでも倍になった訳ではありません。
また若さや精神的な充実度も以前に比べれば伸びて年齢の割には元気にもなりましたが、
人類全体で考えた寿命はそれほど大きく変化していないようにも思えます。
人間は意識や精神状態が日々進化してさらに研澄まされて行きますが、
肉体はその逆にある年齢から急激に下降して行き細胞や骨も含めて老朽化を迎えます。
機械式腕時計は定期的なメンテナンスを施してキチンと管理させれば半永久的に蘇ります。
生き物「動物」と「モノ」機械の違いはこの時間の流れに対しての、
耐性変化の仕方が大幅に違うのかも知れません。
10年 20年 30年 40年 時間は流れて行きますが、
基本性能に変化を与えずに残せる事が出来てそして何も変わらないモノ!
シンプルですがこのへんが絶妙にイイですね!

BREITLING  NAVITIMER 1999  Limited J142G99 MODEL





 
撮影機材:NikonD3S  
AF-S MICRO NIKKOR 105mm 1:2,8G EDレンズにて撮影です。
2011-12-01   Toshifumi Kako   


株式会社オートファッションファクトリー横浜店
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加古 俊文